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2013年6月13日 (木)

日本人は大人か

【復刻版日記2011年5月17日】僕はよく、「生まれてすぐ大人になる西洋人、死んでから大人になる日本人」と言うが、今回の原発騒動をめぐる国会の答弁、東電或いは保安院の記者会見を見てると、嘘、言い訳の連続、まるで小学生並みの頭脳レベルである。

嘘も方便とばかりに保身に走る人間ばかりで真実が今ひとつ掴めない。

海外の裁判のドラマなんて見ると、必ず聖書に手を置いて宣誓している、大統領の就任儀式しかりである。

僕は以前裁判所の宣誓に日本は何を元に宣誓するのか調べたら、裁判所の随意と知って驚いたことがあるが。

姉が西洋人の友達に、「日本は十戒が無いけど、何を基準にして善悪の判断をしてるの」と質問されて答えられなかったと言っていたが、延喜式の、「きよき、なおき、あかき、ただしき」でも何等かの規範がないと秩序が保たれないだろう、特に今回の様な国難に直面したらなお更である。

よく良識に基づいてと言うが、果たして常識と良識の違いって何かを考えた場合、常識は相対的、良識は絶対的と考えるのが妥当だと思うが、正義さえ相対化する日本で良心或いは良識と言うものが正確に機能するかどうかは疑わしい。

下は前述のDoCoMoの企画の原稿一号だが、

『大人モードスタートおめでとうございます。

果たして大人モードとは如何なるモードなのか、Iモードならぬ曖昧モード、これこそ日本の大人モードの特徴であります、この曖昧モード、グレーゾーンを指摘した人間は村八分になることもしばしばありますし、これを真の大人モードと呼べるかどうかは甚だ疑問でもあります。

「あなたもいい年をして」とか、「あなたも少しは大人になりなさい」と言って発言を制する、つまり、真実を伝えて風波を立てるよりも、事勿れで行くのが、これが従来の日本の大人の取るべき態度と言われて来たものです。

読者の皆様も、真実を追究して、このような目に遭遇されたことが何度もあると思います。

矢張りこの曖昧モードを払拭しない事には、今盛んに取りざたされている、苛めの問題、談合の問題等対処しようがありません。

筆者はつねに、西洋人は生まれてすぐ大人になり、日本人は死んでから大人になると表現して来ましたが、個の確立こそが大人の条件だと確信するものです、個の確立と言うものには、自己の客観視と言う行為が含まれますので、幼年期にそれを行うと言うのには多少無理がありますが、基本的には大人であると言うことは年齢に一切関係ないと言うことです。

西欧社会では幼少時から自己に向き合う事を要求されます、ところが日本の場合は不思議なことに内省というものをあまり要求されないようです。
つまり、世間に干渉されるかわりに世間に守られていると言う側面も否めない事実なのです、大人の世界であるからには、今までのような「世間」と言う緩衝帯もたまには忘れる必要があります。』

この大人モードの企画だって、当初は対象が40代の男女だったのが、途中から30代女性の心と性の悩みに変わったので、馬鹿らしくなってやめさせて頂いたという経緯がある。

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